パイピングの意味

パイピングは裁縫用語ですから裁縫を趣味としていない限り、なかなか日頃耳にしにくい単語ですがバイアステープという言葉の方が、むしろ聞き覚えがあるという人は多いはずです。パイピングはおしゃれなワンピースの袖口やクッションの縁、およびバッグのふち回りに縫い合わされています。手芸店に行くと各種様々な色のバイアステープが店頭に並んでいます。

これらの布製テープを二つ折りにして縫い目の上にかぶせて縫い合わせていく手法をパイピングと呼び、パイピングに使用される紐状生地をパイピングテープと呼ぶ事もあります。子供の頃にバイアステープを作成して縫製した家庭科の時間を思い出しますから、実はとても身近な存在なのです。パイピングの方法には二通りあってバイアステープを縫い代でサンドイッチするように縫い合わせていく方法と、縫い代の上にかぶせていく方法とがあり、パイピングといった場合の一般的な形です。

前者はコードバイピングと呼ばれる事もあるように、少し他の生地よりも若干飛び出させて縫い合わされた時にできる袋に紐を通してかざりにされる事がよくあり、バッグでもよく使われる方法ですが後者はバイアステープと呼びブラウスなどの縁取りに使われるのが通例です。いずれも縫い代部分を補強する目的で縫製されるのですが、バッグのように日常移動する時に頻繁に持ち歩いたり上げ下ろしをしたりの動きを長期続けていると、傷みが生じてほつれてきたり色あせてきたりしまいがちです。技術も材料も必要になってくる部分ですからバッグ修理代が若干高めになってしまうのです。自分でできるという人も手間を考えると専門業者へ依頼した方が無難です。